Pythonは多くのプログラミング言語の中でも特に人気があり、その理由の一つが使いやすい統合開発環境（IDE）が存在することです。

その中でも、Python専用に設計されたIDLE（アイドル）は初心者から上級者まで幅広く利用されています。

しかし、多くの機能と設定項目があるため、最初は少し戸惑うかもしれません。

このブログでは、Windows環境でPython IDLEを効率よく使いこなすための基本的なガイドを提供します。

IDLEの起動方法からフォントサイズの調整、そしてプログラムの作成と実行まで、一通りの操作を網羅しています。

Pythonのインストール方法はこちら↓

WindowsでPython IDLEを効率的に使うための完全ガイド

1. IDELを検索窓で探す

1-1. IDELとは？

「IDLE」はPythonを書くための特別なツールです。文章を書くときにワードを使うのと同じように、Pythonを書くときにはIDLEを使います。

IDLEはPython専用に作られていて、とても使いやすいです。

文字が色分けされて見やすいですし、間違ったところを教えてくれる機能もあります。

だから、Pythonを始めたばかりの人にとっては、とても役立ちます。

1-2. IDELの立ち上げ方

① キーボードの左下にあるWindowsマークをクリックするか、ツールバーの虫眼鏡を押してください。※（または、ショートカットキー、Winロゴ+Ｓで入力画面へ）

② スタートメニューが開いたら、虫眼鏡のアイコン検索窓に「Python」と入力してください。「py」だけでも良いです。

③ そうすると、先ほどインストールされたPythonが出てきますのでクリックします。

すると画像のような、IDLEの画面が立ち上がります。この画面をIDELのシェルと呼びます。

2. IDELのフォントサイズを大きくすには？

2-1. IDELフォント設定

おそらく、Windowsをお使いの方は、初期設定のフォントサイズがかなり小さいと思いますので、フォントサイズを大きくする方法をご紹介します。

IDLEでフォントサイズを大きくする方法は以下の通りです。

① IDEL画面上部のメニューバー、「Options」をクリックします。

② ドロップダウンメニューから「Configure IDLE」を選択します。

③ 新しく開いたウィンドウの一番上、「Fonts」タブをクリックします。

④ 「Size」の右側の出っ張りボタンのようなものをクリックして、大きくしたいサイズに変更します。（※例えば、14や16）など。

⑤ 最後に左一番下のボタン、「OK」をクリックして設定を保存します。

3. プログラミングを書いてみる

3-1. Hello World

プログラミング学習の最初のステップとしてよく行われるのが、「Hello, World!」と表示する簡単なプログラムを書くことです。

それでは、今開いているIDLEを使って「Hello World」と書いてみましょう。

上のメニューから「File」→「New File」を選び、新しいファイルを開きます。
（※ショートカットキーを使う場合はCtrl+N）

新しいファイルを開くと真っ白な画面が出てくるので、次の一行を書きます。

そして、上のメニューバーから「File」→「Save」を選び、”hello.py”という名前で保存します。
（※保存のショートカットキーはCtrl＋S）。

4. プログラミングを実行する

4-1. シェル画面に表示させる

次に、保存したファイルを実行します。先ほど「print(“Hello, World!”)」と入力した画面で、上のメニューバーから「Run」→「Run Module」を選ぶか、キーボードで「F5」を押すと、プログラムが実行されます。

これを実行すると、「Hello, World!」というメッセージがIDLEのシェル画面に表示されます。

Pythonのおすすめ書籍はコチラ↓